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人命や尊厳にかかわる多くの難題が解決しないまま、新たな傷や痛みが増えていく。先月9/10政治活動家チャーリー・カーク氏の暗殺事件によって、多くの人たちが深い失望と喪失感に見舞われた。私たちは彼の成し遂げた偉大な功績と崇高な精神を忘れないだろう。

言論で戦っていた人間を銃弾で撃ち殺す暴挙。自分たちにとって不都合な人間、気に入らない人間を殺害してしまう。人類は進化しているように見えるだけで、野蛮なままだ。ヒエラルキー最上階の考えは、それ以下の人々の運命を翻弄する。今、人類は、暴力で世界を支配しようとするグローバル全体主義勢力に対して、自由や平和、自国民、自国の文化を愛する人々がそれぞれに共通認識を持って、まさに常識を賭けて戦っている。これから地球人類は、何を正当(常識)とすべきなのか。多様な価値観をどう考え、それを守ることはできるのか。

イギリス、フランスなどで大規模な移民反対デモが起こった。西側諸国は大量の不法移民の流入によって強姦、強盗、殺人などが増え、住人たちが危機を訴えている。移民問題については政府自体が加担しているので、政府を打倒しなければならないのだが、政治的圧力によって、それが阻止され国家そのものが変容の危機に直面している。イギリスでは国旗掲揚が犯罪となり、シャリーア法(イスラム世界の法律)の導入が検討されているとのこと。ドイツでは、選挙期間の13日間に反グローバリズムを掲げるドイツのための選択肢(AfD)の立候補者7名が死亡した。偶然とは考え難い。日本でも移民が増えており、現在380万人を超えているらしい。チャーリー・カーク氏は、9/7日本講演で日本人に対し心から警告し啓蒙して帰った。

話は少し逸れるが、ネパールやインドネシア、フィリピン、…などでも反政府デモが起こった。私は過去の『カラー革命』や『アラブの春』のような反政府活動について、最近まで無知だった。メディアは、民主化運動が行われたかのような報道をしたり、2011年のリビア内戦ではカダフィ大佐が悪者とされ、殺害したと報道されてきたので、これまでずっと騙されていた。国民の反政府活動が利用され、実はグローバル全体主義への道のりの一部だった。今回のネパール、インドネシア、フィリピン、…が同様である確証は無いが、そうだとしたら世界各国でグローバル全体主義化がかなり進んでいる。

EU諸国の多くや、オーストラリア、カナダ、スウェーデン、ブラジル、韓国、日本、…多くの国の政府が、既に自国民ファーストの政策を行っているとは言えない。長年、一般国民も多くの議員や官僚も、メディアや教育によって洗脳され操られてきた。しかしアメリカは、トランプ大統領の政策によって自国民ファースト、MAGAを取り戻しつつある。チャーリー・カーク氏の働きも大きかった。また、ロシア、アルゼンチン、ハンガリー、…は自国民ファーストの政策を行う国としてアメリカと共に希望の光だ。日本も日本人ファーストを取り戻したい。

9/23国連演説で、トランプ大統領は移民問題についても改めて警告した。トランプ大統領は移民攻撃から国民を守っている。日本は、移民が(2024年)約340万人から1年も経たないうちに40万人も増えている。グローバルノート株式会社の資料によると(2024年)世界中の移民人口は304,021,813人(約3億人)で、世界総人口8,142,056,000人(約81億人)のうち3.7%の人々が大移動している。日本は現在、移民が約380万人とすると既に約3%が外国人ということになる。政府は、こそこそと移民政策を進めているので、どんどん増えている。そして、ポリティカル・コレクトネスを謳って外国人を擁護しているので、このままだと欧州諸国の二の舞いになりかねない。

国連の目的は“国際平和と安全の維持に関する国際協力の実現”とのことだが、イスラエル・ガザ戦争もウクライナ戦争も終わらせることが出来ず、移民問題の悪影響についても話し合わず、全く役割を果たしていない。

9/21チャーリー・カーク氏の追悼イベントには、会場に入れなかった人も含めると20万人も彼を偲ぶ人々が集まったとのことだ。エリカ夫人のスピーチに心が打たれた。イエス・キリストを深く信仰した彼は、暗殺者を許すだろうと語った。そしてエリカ夫人も耐え難いであろう深い罪に対し、許すという深い愛を示した。そして力強く、ターニングポイントUSAのCEOとして活動を継続し、10倍の規模にするという覚悟を語った。夫妻のお互いを尊重し支え合う愛が、カーク氏をより力強く後押しする力となり、それがアメリカの若者の心を変えているのだと思った。アメリカ合衆国憲法修正第1条に触れた部分も印象的だった。人間は語り合い信じる存在だと。チャーリー・カーク氏を失ったことは心から残念に思うが、暴力ではなく言論で戦う素晴らしい人たちが、彼に続き次々と登場することを期待する。そして、歴史のターニングポイントとなって愛と平和に満ちた世界に向かうことを心から願いたい。

R7.10.2

*YouTubeチャンネル(THE CORE)、Lizzy channel(愛国女子見習い)他、以下多数のウェブの情報をお借りしました。

*1970-2024年移民人口と比率とIMF統計総人口(資料:GLOBAL NOTE 出典:国連)
1 アメリカ(52,375,047人)人口比15.3%●(342,102,000人)
2 ドイツ(16,750,084人)人口比19.7%●(84,716,000人)
3 サウジアラビア(13,683,841人)人口比38.7%★(35,300,000人)
4 イギリス(11,845,479人)人口比17.1%●(69,226,000人)
5 フランス(9,186,757人)人口比13.4%●(68,437,000人)
6 スペイン(8,870,527人)人口比18.0%●(49,078,000人)
7 カナダ(8,805,839人)人口比21.4%■(41,144,000人)
8 アラブ首長国連邦(8,157,000人)人口比74.1%★(10,999,000人)
9 オーストラリア(8,111,404人)人口比88.5%★(9,159,000人)
10 ロシア(7,605,774人)人口比5.2%▲(146,080,000人)
11 トルコ(7,083,501人)人口比8.2%▲(85,519,000人)
12 イタリア(6,553,671人)人口比11.1%●(58,971,000人)
13 ヨルダン(5,280,168人)人口比46.3%★(11,385,000人)
14 ウクライナ(5,064,173人)人口比15.1%●(33,343,000人)
15 インド(4,796,255人)人口比0.3%▲(1,441,720,000人)
16 パキスタン(4,175,958人)人口比17.6%●(235,950,000人)
17 イラン(3,840,654人)人口比4.4%▲(86,626,000人)
18 マレーシア(3,806,514人)人口比11.3%●(33,460,000人)
19 日本(3,409,529人)人口比2.7%▲(123,890,000人)
20 クウェート(3,323,191人)人口比66.3%★(5,012,000人)
(移民の人口比(%)は自由に閲覧できるページの数字を拝借し計算しました。)

*チャーリー・カーク…(1993年10月14日生まれ)アメリカ合衆国の保守派の政治活動家、論客。保守団体ターニング・ポイントUSAの代表。2025年9月10日、ユタ州のユタバレー大学での講演中に銃撃され死亡した。31歳没。(ウィキペディアより)

*カラー革命…2000年頃から、中・東欧や中央アジアの旧共産圏諸国で民主化を掲げて起こった政権交代を指す。2000年セルビア(ブルドーザー革命)、2003年グルジア(ばら革命)、2004年ウクライナ(オレンジ革命)、2005年キルギス(チューリップ革命)など。国民が抗議行動を実施し国の指導者の辞任や打倒につながったが、そういった運動の背後にはジョージ・ソロスの主催する「ソロス財団」が関与するなど政治体制親米化を起こさせたい米国国務省やCIA、とりわけ全米民主主義基金(NED)と米国国際開発庁(USAID)の存在が指摘されている。(ウィキペディア参考)

*アラブの春…2010年チュニジア(ジャスミン革命)からアラブ世界に波及した。民主化デモ活動によってチュニジア政権は崩壊した。その後、アラブ諸国に伝わり、ヨルダンで内閣が総辞職。2011年エジプトで長期政権が崩壊、バーレーンで騒乱、リビア内戦ではカダフィ大佐が殺害された(42年間のカダフィ政権が崩壊)。その後、政治は安定せず、2012年に入るとシリアで内戦状態、2013年エジプトでクーデター、リビア、イエメンでも内戦状態となった。これらの革命の背景にSNSの役割は大きく抗議活動に使われた。CIAやジョージ・ソロスと関連付ける説もある。(ウィキペディア参考)

*産経新聞WEB(9/24)…トランプ氏が国連演説で「地獄に落ちるぞ」、移民受け入れ国に 反グローバリズムも鮮明///トランプ大統領は23日、国連総会の一般討論演説で、移民問題や国際紛争を念頭に「本来解決すべき問題を解決していない」と国連の機能不全を批判した。自身の厳しい不法移民対策の成果を誇示。移民受け入れのための国境を開放する国は「地獄に落ちるぞ」と語った。「米国第一」を掲げる立場から、グローバリズムに背を向ける姿勢を再び鮮明にした。「国境開放という失敗した実験に終止符を打つべきだ」と言い放った。欧州を念頭に移民受け入れを続ける国は大混乱に陥るとし、「あなた方の国々は地獄に落ちるぞ」と警告した。一方、国連が対策に力を入れる地球温暖化は起きておらず、気候変動対策は「世界がこれまで経験した最大の詐欺だ」と持論を展開した。国連の代わりに、タイとカンボジアによる武力衝突やイスラエルとイランの紛争などを解決したと語った。(一部抜粋)

*国際連合(1945年~)…アメリカ、イギリス、ソビエト連邦、中華民国などが中心となって設立された。2024年3月現在、加盟国は193カ国。(ウィキペディアより) 国連総会開催地:ニューヨークの国際連合本部ビル(1946年第1回目はロンドンで、第7回目以降はニューヨークで行われている)

*Bloomberg(9/24)トランプ氏が国連演説、自賛と他国批判で1時間-気候変動は詐欺
トランプ大統領は国連総会で演説し、国連を「空虚な言葉」ばかりだと強く非難した。「自分は7つの戦争を終わらせ、それぞれの国の指導者と交渉したが、国連から合意をまとめるため支援したいと電話がかかってきたことは一度もなかった。国連から受け取ったのは2つだけ、壊れたエスカレーターと壊れたプロンプターだけだ。どうもありがとう。」と語った。さらに気候変動対策を「信用詐欺」、国境開放は国の破壊を招くと述べた。総会直前にメラニア夫人と乗った国連本部のエスカレーターが故障し、演説用のプロンプターも壊れたと責め立てた。英国とドイツはグリーンエネルギー政策で批判し、ギリシャとスイスは移民を受け入れているとしてやり玉に挙げた。ブラジルは検閲と弾圧を行っていると断じ、「こうした国は地獄に向かっている」と話した。(一部抜粋)

*YAHOO!JAPANニュース(Forbes JAPAN)(9/23)トランプ、2019年以来の国連総会演説に注目が集まる///今回の演説は、米国が今年国連への資金拠出およそ10億ドル(約1500億円)削減した後に行われる。トランプは過去に国連を批難しており、世界保健機関(WHO)、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)、国連人権理事会など複数の国連関連機関から離脱している。(一部抜粋)

*Reuters[パリ10日ロイター]フランスで10日、ルコルニュ新首相が就任する中、各地で反政府デモが発生し、高速道路が封鎖され、バリケードが燃やされる事態となっている。全土での拘束者は計500人に上った。マクロン大統領や緊縮予算案、政治家全体に対する幅広い不満が背景にある。参加者は20万人に上るとみられる。

*ANNnewsCH(9/14)
英ロンドン極右の呼びかけで反移民デモに10万人以上 一部暴徒化で警察官26人けが

*(カトマンズ9日ロイター)ネパールでデモ隊と警察の衝突が続く中、オリ首相が辞任
Z世代的な自発参加が目立った。デモ参加者は外出禁止令を無視して国会議事堂など市内各所に集まり、タイヤに火をつけたり警察官に石を投げたりした。デモ参加者は政治家の自宅に放火。航空当局は放火で発生した煙による視界不良のためカトマンズ国際空港の南側からの航空機到着が禁止された。政府腐敗への不満、就職難、物価高などに加え、SNS規制は最後の一押しになった。ジャーナリスト保護委員会やFreedomForumは違憲の可能性が高い過剰規制、登録義務の定義が曖昧と警鐘をならし政府に見直しを求めていた。

*アメリカ合衆国憲法修正第1条(1971年修正案)
『連邦議会は、国教を樹立し、若しくは信教上の自由な行為を禁止する法律を制定してはならない。また、言論若しくは出版の自由、又は人民が平穏に集会し、また苦痛の救済を求めるため政府に請願する権利を侵す法律を制定してはならない。』(ウィキペディアより)

*ドイツのための選択肢AfD候補者7名死亡の背景:欧州の政治は異常な状態、反グローバリズム政党には政権を取らせない(THE COREより)ノルトライン=ヴェストファーレン州(人口1位1800万人欧州最大の工業地帯州都デェッセルドルフ)選挙期間13日間中16人の候補者が死亡(AfD7,SPD1,SDA1,自由民主党1,緑の党1)立候補者が2万人おり政治家層は高齢者であることも一因である。しかし、右派は日常的にナチと呼ばれ左派の間ではdieを意味する。実際に暴力行為もある。公人がAfDに対する暴力を呼びかけ、その行為に対して何の罰も受けない。

*ポリティカル・コレクトネス(Political Correctness)…性別や人種、民族、宗教、性的指向、身体的特徴などにおいて差別的表現を排除し中立的な表現や用語、動作を用いること。公的な場やメディアでは、この言葉が「過剰である」「不当である」といった意味合いの蔑称として使われている。ポリコレ。(ウィキペディアより)

*正当(せいとう)…法規・道理などにかなっていて、正しいこと。
*ヒエラルキー(hierarchy)…ピラミッド型の階級制度、階層組織。

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