岸田政権に変わってからの国会中継をたまに見ると建設的な議論も行われていて、安倍元総理がご健在だった頃の、政策とあまり関係ないと思われる安倍元総理に対する集中攻撃、見るに堪えない不快なやりとりは少なくなった。岸田総理は政策での議論で攻められているが、安倍元総理が同じ状況だったら、同じ苦労でもそちらの方が本望だったであろうなぁと想像する。
現在は、安倍派の政治資金パーティのキックバックの問題が取り沙汰されているが、安倍派という単語を連呼し安倍元総理の尊厳を、意図して貶めようとしているような感じがして残念な気持ちになる。
しかし政治資金パーティの問題は別としても、安倍政権を含むこれまでの政権の政策が日本にもたらしたマイナス要因、負の政策は、もう認めざるを得ないと思う。日本の政治家の多くは、国際金融資本家に利用され翻弄されてきたようだ。
安倍元総理は愛国心で日本を守ろうとして行動されたと思うし、現に外交での貢献は特に偉大であった。今でも日本国の財産となっていると思うけれども。安倍政権以前から続き岸田政権に引き継がれた日本売り政策(外国資金投資の呼び込みによって外国資本家のために働く日本経済のしくみ作り)はもう終わりにしたい。日本国民のための日本を取り戻したい。今の政策をいったんリセットして、日本を日本国民のために取り戻したい。
岸田政権の掲げる国民負担を軽減するための政策は有難いし嬉しい。介護従事者に対する処遇改善手当の政策も、批判の矛先を迷わせる。しかし、将来の重税、年金政策、財政に対する考え方には、全く賛同できない。財政(金融政策)に対する考え方については、西田昌司参議院議員とほとんど同じ意見だ。是非、西田議員のYouTube動画(西田昌司チャンネルの参議院財政金融委員会質問、令和5年11月9日など)を確認してほしい。
我々のG7のリーダーは、お金の価値ばかりを高め、資金力で権力を操る構造をつくり、資金を持たない者たちを低賃金でこき使い、使い捨て、そういう世界を標準化しようとしているように思える。
日本がG7の仕組みの中に取り込まれている以上、そこから抜け出すのは至難の業のような気がするが、そこに気づき抜け出すか、仕組みを変える方法を模索するしかない。日本の政治家の皆さんも気づいた方から、真に日本の国益のために行動する事を始めていただきたいと思う。
私たち国民は、まず今まで広く国民に刷り込まれた価値観からの脱却が必要だ。お金の価値を根本的に見直す必要がある。人の価値、物の価値を再認識する必要がある。
グローバルサウスと呼ばれる国々は、今やG7を合わせた国力をしのぐ勢いで成長しておりマジョリティになろうとしているそうだ。(YouTubeの石田和靖さんの越境3.0チャンネルからの情報は興味深い)世界は刻々と変化している。GDPの順位転落より、もっと重要な視点がある気がする。
変わりゆく国際情勢の中で日本も再生し、国や国民を守ってほしいと思う。
重税で年金支給も乏しく政府にも企業にも頼れず自己責任で生きるしかない日本ではなく、一生を通して安心して暮らせる国であってほしい。
R5.12.8
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