既に時代は古くて新しい呪術廻旋のスタイルに突入しようとしているのに、現実はいつまで軍事的な戦争を続けるのか。
いずれにしろ生に執着のある私は“正しい死”なんてものを求める気持ちは毛頭無い。
私は世界の真相を知らなかった。世界のリーダーの理想や真実を知らなかった。
(遅ればせながら私は、最近読んだ本から衝撃的な事実を知った。)
まず、驚いたのが米国には国所有の銀行が存在せず、国の中央銀行が民間銀行であるという事実だ。このことを知って先日の米国の債務返済デフォルト問題は茶番劇でないことが分かった。あの偉大なイメージの米国は、民間の力によって左右されるということかと。
日本の中央銀行である日本銀行は日本国のものだ。だから、日本の借金はぐるぐる回しても増やしてもいつか国所有の日本銀行に返済すればいいと思う。どの国の中央銀行も国所有の物だと思っていた。民間銀行(個人)から借りているお金なら個人へ返さなければならないとなる。
通貨発行権を持つ銀行が民間のものだなんて、それを国と言うのかと思った。
それにそんな銀行が存在するなら、それは相当絶大な力を持ち得ることになるわけだ。
21世紀にかけて世界をリードしてきた米国が、そんな状態を放置しておくなんて信じられない。(いや、ただ放置しているわけではなくせめぎ合って来た状況のようだが)
日本の国債発行と米国の債券発行ではそもそも意味が違うのだと思った。日本政府はそのことを知っている筈なのに、なぜ米国の債券と同じように考え扱うのか。米国に忖度しすぎではないか。財源の不足分は国民からの増税ではなく国債発行で賄うべきだ。
次に軍事のための増税の件である。
軍事には軍事で防ぐ必要はあるが、昔から戦争で最初に傷つくのは指揮する人間達ではなく実際の戦場にいる兵士や一般の人達だ。一体どのくらいの命を無駄にすれば気がすむのかと思う。軍事戦争なんて原始的な手段はもう終わりにしてほしい。
もっと知的で建設的な方法を模索してほしい。それぞれの国の固有財産である全ての歴史的建造物や自然環境を破壊するのはやめてほしい。
少し前の話しになるが、岸田総理が防衛増税によってミサイルを買うと発表した時はがっかりした。ただ武器を買うだけでは相手国の軍需産業のメリットが大きいだけだからだ。日本の国力増強を本気で考えるなら、ミサイルが自国で作れるレベルの産業構造を持つべきだ。一国のリーダーならそのぐらいの発想を持っていて当然だと思う。
リーダーの判断は確かに難しいと思う。戦国時代の武将のように絶大な権力を持つ相手を信じて、長いものに巻かれるという方法もあるのかもしれない。しかし、その権力の下で日本が日本の文化や歴史を失わず存続し続けることが出来るのだろうか。それが出来ないとしたら、その権力に巻かれたままでいいのか。新たな道を模索しなくていいのか。
もちろん私は軍事による戦争は絶対反対なので核戦争など起こしてほしくないけれど、抑止力としての核軍事について考えることは必要だと思う。防衛予算を抑えることにもなるかもしれない。
そもそも世界でSDGSとか環境問題を提起して話し合いを続けているのに、軍事で地球を破壊し続けることをまずやめて欲しいと思う。
世界のどこかで戦争を続けることを止めてほしい。地球を破壊し続けることになる軍需産業の在り方について考えるべきではないのか。
R5.7.13
*呪術廻旋のストーリーをほとんど知らないのに名前を使わせてもらいました。
*馬淵睦夫氏の著書“ディープステート世界を操るのは誰か”を参考にさせてもらいました。
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