理想社会5

お金の価値観は子供の頃から生活の中で擦り込まれる。一般的な感覚の持ち主なら、資金力の大きさに畏敬の念を持つと同時にそれが権力の象徴であるというような幻想を持っている。現代の問題は、その膨大な資金量の大部分を持つ少数の者たちが、優越感の最終形態である支配するという欲望を世界規模で行おうとしていることであり、特にやっかいなことは、彼らが自分たちの正義(価値観)を押しつけてくることである。

彼らは自分たちの資金力にかなりの自信を持っているようだが、しかし、その膨大な資金力の実体は、子供が手作りでたくさん作ったお金と似ており、実態経済に裏打ちされたものとなっておらず、既に円ドルはスーパーインフレ状態であると思う。今の状態で時を重ねれば、円ドルは世界経済の中で取り残される可能性がある状況だと思う。(破綻の可能性がある)

世界を支配したい人たちは、残念ながらあまり思慮深くないと思う。お金について、よくわかっていない。そもそもお金自体に価値は無い。お金と交換できるものが商品だとすると、その価値は、付加価値を加えられた生産物、あるいは製造物であり、価格は、それらに対する価値観によって決められる。つまり真に価値があるのは、お金ではなく生産能力であり製造能力である。お金は、単にそれを便利に交換する道具でしかない。その道具であるお金に過大な価値観を持たせ権力の象徴としているのが、支配したい人たちの軸となる考え方である。お金がありさえすれば何でも手に入る。政治も軍事も経済も、そして世界も。お金で世界を支配し思い通りに動かすことができると考えているふしがある。

そんな彼らの資金源となっているのは円ベースのお金である。日本の金融緩和政策によってジャブジャブと大河のごとく生み出したお金で、結果的に国際金融資本(通称)を膨大にし、それを彼らが思い通りに使う運びとなっている。

しかし今までの円の価値は、日本の生産能力や製造能力とその蓄積によって担保されたものであり、それが根こそぎ破壊されようとしている今、円の価値は崩壊への道を辿っている。農業や漁業などの第一次産業を破壊し、重税を課し、日本人の生活を壊している。最も大切なのは、生産能力や製造能力をもつ人間であり、日本国民である。(どこの国であっても同様だと思うが)

単純に労働力だけを残しても、あるいは人口自体を減らしても総合的な生産能力は行き詰まる。自由な発想で研究開発を続ける国々があるとしたら、いずれそちらに追い越されるだろう。これ以上の文明の発展は必要ないという擦り込みやAIが全てを代用する時代が来るという擦り込みは、人類の発展を妨げ、人類の歴史がリセットされる可能性をはらむものだと思う。

話を戻すと、なので、単に膨大に円ドルの通貨が残っても、それは、円とドルを使える国だけの通貨であり、それを使いたくない国々が円ドル決済を放棄すれば、膨大な資金があっても意味をなさなくなるだろう。

日本の低金利政策を誘導し、膨大な量の資金をドル建て債と交換しドル資金を調達するしくみ。その資金で日本企業は株を買われ、外国人に権限を譲っている。日本人の政策ブレインは馬鹿なのか?いや、疑問符はいらない。馬鹿過ぎてあきれる。そこにいくら利権が絡んでいたとしても、ちょっと考えればどういう弊害が起こるか分かりそうなものだし、気づいた時点で修正するべきだ。日本人が、日本人の価値を分かっていない。自虐ネタにもほどがある。傀儡政権が政治を動かす昨今の現状は、日本国の存亡にかかわる危機的状況であると言える。

現状打破が難しければ、一度、円ドルを崩壊させたほうが良いのではないかと考えてしまうほどだ。でも本当にそうなったら、日本経済はどうなるだろう。困るのは大金持ちくらいで、海外旅行にも行けない私たち庶民の生活は意外と変わらないかもしれない。それに庶民の最低限の生活を守るのは、日本政府のお仕事だ。日本国民のためにそのくらいのことはやってほしい。国が新しい通貨を発行して国民に配り、新しく日本経済を立て直すというのも一つの方法だと思う。

私の中の感情論としては、イスラエルの残虐非道行為に対しての制裁として、BRICS経済圏に円ドルを加えないでほしいと思うほどだ。(今後のパンデミック協定の結果次第で、日本国民はパレスチナ人と同じように扱われようとしているし。)もしくは、交換比率 1:1(BRICS通貨:円ドル)を基準とするなら、例えば1:10000 くらいにすれば良いと思う。日本の未来のためにもそのくらいの制裁(BRICS側からすれば、政策になる)を受けることが必要なのかもしれない。

しかし、円ドル通貨圏の善良な市民が、BRICS経済圏に行けなくなってしまうのは問題なので、出来ることなら政権交代によって、日本人の日本国のための政策で、正常な日本を取り戻したい。政権交代によって今の政策を変えて、外資の権限から日本や日本企業を取り戻すことができるなら、こんな無謀なことはしなくても良いのかもしれない。

日常生活の中に不安要素が多すぎる。日本の家電メーカー、食料品メーカーが外資によって変わっていっているし、日本の新しい企業は、外資大企業のサイバー(cybernetics)戦略にやられて本来の実力を過小化されている気がする。そして、移民労働者政策の問題。(加えて日本人に対する重税。)外資の大企業が日本国内にたくさん作られても、日本の価値観はどんどん失われ、日本らしさ(文化や伝統)も無くなっていってしまう気がする。

かと言って彼らを追い詰め、核戦争が始まってしまっては困る。なのでやはり平和的な解決を望むが、かなりの権力を持ってしまった彼らに退場してもらうには、どうすればいいのか。

欧州(EU)の反グローバル陣営が拡大してきたとの情報は心強い。先月(3/23)、ローマで反グローバリスト大会(WINDS OF CHANGE)が行われ、EU内の反グローバリスト陣営が集結したそうだ。EUで6月に行われる欧州議会選挙は注目だ。日本国内でも反グローバリストによる反ダボス会議を開催する(THE CORE主催 5/3東京 5/12大阪)とのことだ。自国と自国民を守る(ナショナリズム)ためにも世界規模で同じ意志を共有し、多様な文化を認め、個性的で彩り豊かな世界を維持し続けたい。

R6.4.21

*及川幸久さんのYouTubeチャンネル【THE CORE】を参考にさせて頂きました。
日本の反ダボス会議イベント情報 https://thecoreforum.2u.fan
*WCHジャパンのパンデミック条約反対署名のサイト 100万人の署名を目指していますが、まだ、5万人を超えたところだそうです。 https://wchーjapan.org←このサイトではリンクできないようです。

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